診療放射線技師
見えない部分を画像に写して病気やケガの判断材料を作るスペシャリスト 悪性腫瘍の治療にも携わる
どんなお仕事?
医師の指示のもと、人体に放射線などを照射して体の中を画像に映し出す仕事です。医師が病気やケガを診察するために、画像は大変重要な診断材料です。レントゲンだけでなくCTやMRI、超音波などの検査も担当します。最近は医療機器も精密になっていますが、より分かりやすく鮮明な画像を撮影するのはやはり技師の腕にかかっています。また、悪性腫瘍(ガン)などの放射線治療を行うのも重要な仕事です。医療機関で働くのがほとんどですが、企業や研究所で働く人もいます。
必要な資格やスキルは?
●必要な資格
・診療放射線技師免許(国家資格)
国が指定する大学・短大や専門学校で3年以上学び、所定の単位を取得することで受験資格が与えられます。
●必要なスキル
・注意力
・慎重さ
・向上心
今できること、頑張れることは?
診療放射線技師に限らず、医療系の仕事は人の命にも関わる重大な責任を伴う仕事ですので、多少なりとも向き不向きがあることを知っておいてください。診療放射線技師は『放射線』という目に見えないものを扱います。さらに、体の中の目に見えない部分を画像として映し出すわけですから、慎重で注意深い性格の人が向いていると言われています。ただし、今のうちから「私には無理かな」と判断するのも早計です。目指したいという気持ちを大切に努力しチェレンジしましょう。