土木は道路や上下水道、鉄道、橋、ダム、川、港湾、空港、都市計画、交通計画、電気、ガスなど、みんなの暮らしに欠かせない「あたりまえ」の基礎です。それをデザインし、設計、施工、守っていくお医者さんのような役割もする仕事が土木技術者です。
それは、皆の命を守り、生活の利便性や質を支え、人や物が移動するために欠かせない仕事です。
そして、それは誰か一人のためではなく、皆のために働く、誇り高き仕事です。

自分が設計したり、病を治した橋たちが、地図に残ります。そして、使ってる人から直接ありがとうと言ってもらえる機会はありませんが、多くの人が車に乗ったり、歩いたり、あたりまえに使用する姿を見たら、この仕事をしていて良かったと心から思います。
そして、日本は災害大国です。災害の際は迅速かつ、寝る間を惜しんで働くことにはなりますが、みんなのあたりまえの暮らしを取り戻した達成感は、静かに込み上げてきます。