演出家
作品におけるすべてのまとめ役
役者やスタッフ、観客まで巻き込み自らの世界観を作り上げる
どんなお仕事?
舞台や映像作品などで演技や照明、美術、音楽まですべてを決定する権限を持つ人のことで、作品のクオリティをより良くするのが役割です。例えば演劇の場合、台本に書かれていない表情や言い方について、そのセリフの持つ意味や物語のテーマなどを演者に伝えて細かいところまで指導します。演出家のイメージする完成像を皆で作り上げ、人々の心に届く作品に仕上げるのです。それだけに責任はとても重く、芸術文化に対する知識や、役者やスタッフから信頼される力量が必要です。
必要な資格やスキルは?
●必要な資格
特にありません。
大学や専門学校で演劇を学ぶ、役者としてのキャリアを積む、脚本を書く、助手を務めるなどさまざまな経験と実績を経て演出家になる人が多いようです。
●必要なスキル
・芸術的センス
・リーダーシップ
・知識と洞察力
・演技指導力
今できること、頑張れることは?
演出家が最も大切にしているのは自分の持つ感性です。多くの演出家は、若い時から映像や演技に携わる仕事に就き、さまざまな作品に触れながら自分らしい演出スタイルを確立させています。今できることは、舞台や映画など名作と言われる作品をたくさん見て感じること。芸術や文化に対する知識を身につけながらリスペクトする演出家の作品から多くの演出を学び取ってください。演出家を目指し始めるのに早いと言うことはありません。