言語聴覚士

「話す」「聞く」「食べる（飲み込む）」を支援　コミュニケーションの大切さをひしと感じる職業だ

どんなお仕事？

話すことや食べる（飲み込む）こと、聞くことに障害や悩みを抱える人の症状を軽減、改善する仕事です。具体的には高齢者や聴覚に障害がある人、言葉の意味が理解できなかったり読み書きができない人（失語症）、脳や声を発する器官の損傷などで発音や発語に障害がある人が対象です。障害の度合いや種類を調べながら言語の訓練とともに嚥下（食べものを飲み込む行為）訓練、聴覚障害の人には補聴器や人工内耳などの調整を行ったりします。

必要な資格やスキルは？

●必要な資格

言語聴覚士（国家資格）

国が指定する大学や短期大学、専門学校で３年以上学び、規定のカリキュラムを修めて卒業（見込み含む）した人に受験資格が与えられます。

●必要なスキル

・コミュニケーション力

・忍耐力（根気強さ）

・共感力

・観察力

今できること、頑張れることは？

リハビリとは目の前の患者さんと向き合う作業です。話すことや聞くことが難しい人たちとコミュニケーションをとるためには、相手のことをよく見て、相手の立場を思いやる気持ちが大切です。また、目の前で悩んだり苦しんでいる人の声にも耳を傾けてみましょう。専門性のある仕事なので向き不向きはありますが、今のうちから「私の性格では無理」と判断せず、目指したいという気持ちを大切に、努力し、チェレンジしてみましょう。