獣医師
ありとあらゆる動物のことを学んで助けるお医者さん
生き物の命の重さを実感できる仕事だ
どんなお仕事?
動物の病気やケガを診察して治療します。動物は人間と違って痛みや苦しさを自分で説明できません。飼い主がいる場合は話をよく聞いて、動物の仕草や鳴き声など、微妙な変化を注意深く観察しながら応対します。動物病院のお医者さんのイメージが強いですが、他にも、家畜(豚や牛)専門、野生動物保護の専門、動物園や水族館で健康管理をする、などさまざまな働き方があります。また、診察や治療ではなく研究所などで感染症や薬の研究をする仕事もあります。
必要な資格やスキルは?
大学の獣医学科に進み、6年かけて専門知識を学びます。獣医になってからも常に技術を磨きながら、新しい病気や薬、治療方法などの情報をキャッチして取り入れる向上心も大切です。
●必要な資格
獣医師免許(獣医師国家試験に合格して取得)
●必要なスキル
医療知識
動物とのコミュニケーション力
今できること、頑張れることは?
獣医師になるためには医学の基礎、応用、臨床など幅広い知識を深めなければなりません。特に、獣医学科の受験科目である数学と生物、英語に力を入れておくといいでしょう。もちろん、動物が好きというだけでは獣医師にはなれませんが、命を扱う仕事なので、動物の容体が変わった時など時間外の仕事も多く、好きでなければ続かない仕事と言えるでしょう。今、家でペットを飼っている人は、お世話の中で動物の様子を観察したり、コミュニケーションの取り方に慣れておくのもいいかもしれません。